シリコンバンドのケア方法とは

シリコンバンドの洗い方

ビジネスで社員証代わりにシリコンバンドを使用している会社は最近多いことでしょう。プラスチック製の入れ物に名前だけが入ったありきたりの社員証とは違い、信頼する会社と自分の名前が刻印されてあるシリコンバンドは世界に一つだけの貴重なものです。しかし、そんな貴重なものでも長年使い続けていると汚れてくるのは致し方のないことかもしれません。

汚れを落とすにはシリコンバンドの場合、洗い方に少しコツが必要になってきます。歯ブラシのようなものを使って水洗いしてもいいのですが、シリコンバンドはその名のとおりシリコンで製造されていますのでアルコールを使うのがおすすめです。特に、汗やホコリで汚れたシリコンバンドは、アルコールを用いた方がしっかりと汚れを落とすことができます。簡単な汚れの落とし方の一つとして、綿棒にアルコールを付けてふき取るやり方があります。細かい刻印の部分まで、きれいに汚れを落とせます。

色落ちする可能性があるため、漂白剤などは使用しないようにしましょう。また、ブラシや突起物などで汚れを落とす場合は、強くこすると傷がついてしまい、そこにまた新たな汚れが入ってしまうので、使用には注意が必要です。

汚れ・ホコリ対策をしよう

あらかじめシリコンバンドの汚れをすべて取り除き、自然乾燥させた後、今度は保護のための作業をしておきましょう。素材のまま使用し続けると、どうしても汚れやホコリが付着しやすくなってしまうため、コーティングしておくことで安心できます。ホコリや汚れの対策の一つとして、水溶性ケイ素材を使用する方法があります。ケイ素材には汚れが付きにくくなるといった効果や、紫外線による黄ばみや色落ちを防止するという効果が期待できますので、十分な汚れ対策になります。注意点として、汚れを取り除かないままケイ素材を塗ってしまうと、汚れも中にコーティングされてしまう恐れがありますので、汚れとホコリは必ず取り除いてからケイ素材を塗るようにしましょう。

シリコンバンドの使用目的

学校の文化祭や部活動などで、オリジナルシリコンバンドを作る団体やグループが増えてきました。特にスポーツ関連のリトルリーグの団体や、学園祭で仲間意識を高めるためにクラス単位で作成している学校もあるようです。以前はオリジナルの製品ともなると、最低でも50個単位でしか注文できない場合が多くあり、型代金なども別途代金として請求されていましたが、この頃では10個以下で注文できる業者もありますので、身近な存在として利用されてきています。色彩やデザインなども決められた形のものだけではなく、完全オリジナルで作成することも可能となっています。さまざまな団体でチームワークを高めるのにぴったりのアイテムといえるでしょう。

特に、中学生や高校生はアクセサリーなどを身に付けるのが大好きな年頃ですが、校則でアクセサリー装着に厳しい学校でも、シリコンバンドなら身に付けるアイテムに最適。気軽に装着できる点もいいですね。

金属アレルギーの人でも安心して装着

シリコンバンドのメリットとして、高度な熱を加えても変色や変形しにくいことがありますが、逆に長い間低温状態になっていても、弾力性を保ったまま形状を維持し続けることが可能です。電気絶縁性にも優れていますので、絶縁材料として最適な素材ともいわれています。また、撥水性に優れている特性があるため、長時間水に浸かったままの状態でも僅かしか水分を含みません。無味無臭であることも有名な特性として知られていますが、ほかの物質に侵されることなく化学的にも安定していますので、人体に対しても悪い影響を与える心配がないのも特徴です。そのため、金属アレルギーの方の多くは、シリコンバンドやシリコン製のアクセサリーを身に付けている人が圧倒的に多いです。

全般的に見てシリコンバンドは安全性が高い素材のため、お手入れ方法も洗い方や扱い方さえ気をつけておけば、長い間使用し続けることが可能となっています。